仕事のできるエンジニアほど休息を取っている

IT業界のエンジニアというと、残業や休日出勤は当たり前で、まともな休日など無いというイメージがあります。さらに業界全体のイメージからか、一流エンジニアなどは休日も勉強やセミナーの参加に充てているという印象も受けます。しかし実際は、仕事のできるエンジニアほど休息の重要さを理解し、しっかり休んでいるのです。

実際にApple 社、Facebook 社、Google 社などが本拠地を置く、ハイテク都市シリコンバレーでは、昼寝の促進や、有休の増加、残業の撤廃など、休みを重要視する取り組みが進んでいます。長時間労働は社員のパフォーマンスを下げるだけで、さらにクオリティーの低い仕事に給料を払わなければならないので、かえって経済的な損失につながる、と考えているのです。

働きすぎて効率が落ちていると感じる人は、休日の過ごし方も考えてみましょう。休日に上手に休むことが、平日のパフォーマンス向上につながります。まず優先するべきなのが適度な睡眠です。残業が続くと十分な睡眠時間がとりづらいですが、休日は長すぎず短すぎない睡眠を意識してとることを心がけましょう。また長すぎる睡眠はかえって脳にダメージを与えるのでおすすめできません。

また、エンジニアのような座り仕事が多い職業は、休日に適度な運動をすると良いでしょう。とくに散歩などの有酸素運動には、ストレス解消や腰痛予防、精神衛生の向上などの効果があると分かっており、精神的にも肉体的にも回復したいのならピッタリです。その他にも趣味に没頭する時間や友人と会う時間などを作ることで、平日の仕事のパフォーマンスはさらに上がっていくと期待できます。